広島歴史散策 (011) いしぶみ関連 (下)

広島歴史散策 アスリア 二〇一五年八月一日 広島 歴史 いしぶみ 碑 (第11回) 今週は、ミッション『原爆ドーム駅前スタート』と『郷土紀行 47』とのコラボです。 前半後半に分けます。今回は、後半。 1:碑銘 2:碑文・追悼歌(詩) 3:慰霊対象(精霊)…

広島歴史散策 (010) いしぶみ関連 (上)

広島歴史散策 アスリア 二〇一五年八月一日 (第10回) 広島 歴史 いしぶみ 慰霊碑 碑 今月第二週はミッション『リアルグリフハックPEACE』でした。 第三週(お盆)と第四週は、原爆犠牲者の慰霊碑写真と関連記事&感想です。 第五週に、宮島&お好み焼きの…

広島歴史散策 (009)

広島歴史散策 アスリア 二〇一五年八月一日 (第09回) 以下は、図書館で調べた史料と、それに対するわたしの感想です。 『原爆ドーム世界遺産登録記録誌』より ☆原爆ドームは、昭和40年頃に、当時の最新技術だったエポキシ樹脂で、がれき類を固められた。…

広島歴史散策 (008)

広島歴史散策 アスリア 二〇一五年七月四日 (第08回) 歴史 広島 遺跡 以下は、図書館で調べた史料と、それに対するわたしの感想です。 (引用開始) 二葉の里 七福神めぐり 『郷土史紀行 50』より抜粋(後編)☆尾長天満宮 寿老人(富貴長寿の神) 玄鹿の命…

広島歴史散策 (007)

広島歴史散策 アスリア 二〇一五年七月四日 (第07回) 歴史 広島 遺跡 以下は、図書館で調べた史料と、それに対するわたしの感想です。 (引用開始) 二葉の里 七福神めぐり 『郷土史紀行 50』より抜粋(中編) ☆鶴羽根神社 弁財天(智恵財宝の神) ひく琵琶…

広島歴史散策 (006)

広島歴史散策 アスリア 二〇一五年七月四日 (第06回) 歴史 広島 寺 めっちゃ蒸し暑いです! そろそろ、梅雨も明けて欲しい。 今回から、前半・中半・後半にわけて、二葉通りの七福神めぐりをご紹介します。 二葉通りというのは、広島駅北口(新幹線口)前…

広島歴史散策 (005)

広島歴史散策 アスリア 二〇一五年六月八日 (第05回) 広島 寺 歴史 蒸し暑い日々が続きます! 外に出ると、雨で身体にカビが生えてくるかと思いますよ。 今日は、世界的ゲーム「イングレス」のなかの、三滝寺ミッションがあったので、そのことについてお話…

広島歴史散策 004「広電物語 (後半)」

広島歴史散策 アスリア 二〇一五年六月八日 (第03回) ☆広電物語(後編) ここ、広島では、まだ梅雨です。 すっかり暑くなりました。今日は、#mission のなかに「広電本社へ行こう!」というのがあることから、広島電鉄関係の話の後編を書きます。 前回、「…

広島歴史散策 003「広電物語 (前半)」

広島歴史散策 アスリア 2015/06/22歴史 広島 鉄道 (第03回) ☆広電物語(前編) ここ、広島では、まだ梅雨です。 だんだん、暑くなってきました。今日は、広島電鉄関係の話を書きます。 ☆広電(ひろでん)が走る街 今昔 より 抜粋 ※広島駅 山陽本線の前身、…

☆鈴木三重吉の雑学(2)

歴史 広島 子ども (第02回) ☆鈴木三重吉の雑学 ここ、広島では、まだ梅雨です。 天気のせいか体調不良が続いたりするので、不定期シリーズで雑学話でもしようかなと思います。今日は鈴木三重吉の話の続きです。 ☆明治当時の小学校の授業は、教育勅語とセッ…

☆鈴木三重吉の雑学

歴史 広島 子ども 雑誌 ここ、広島では、梅雨です。 天気のせいか体調不良が続いたりするので、不定期シリーズで雑学話でもしようかなと思います。今日は鈴木三重吉の話。 児童雑誌『赤い鳥』は、現在でいうところの広島県広島市紙屋町で生まれ、今で言う国…

逆説の日本史10

☆逆説の日本史10巻 井沢元彦 日本史を、まったく新しい視点で切り取る論文エッセイです。 10巻目の今回は、信長について、あれこれ書いてあるのを書評します。 論旨は一貫していて、 1:信長を残虐&宗教に不寛容というのは、当たらない。 2:信長は、政教…

逆説の日本史 9

☆逆説の日本史9 井沢元彦 日本史を、まったく新しい角度で切り取る井沢さんの歴史論文エッセイ。 旬を過ぎてますが、二十一世紀初頭に話題になった本です。 第九巻にあたるこの本には、 琉球国の話 倭寇の話 戦国の時代の定義 武田信玄の限界の話 織田信長…

☆歴史秘話ヒストリア「土方歳三」 「歴史秘話ヒストリア」は、時々事実誤認というか、演出のために事実をねじ曲げる傾向があるので、本を読んだりして確認しなくちゃいけない部分があるんです。 今年の一月二十五日に放送した、「井原西鶴」の話でも、矢数俳…

宮本武蔵 5,6

宮本武蔵 5 吉川英治(ストーリー) 剣の修行の旅は続く。江戸で一騒ぎを起こした武蔵は、そこを逃れて再び旅へ。その途中で、二刀流の極意を体感する。一方、又八は、ふらふらした講堂を続けた結果、徳川政府に反逆する計画に荷担するハメになる。事実を知…

宮本武蔵 4

宮本武蔵(四) (吉川英治歴史時代文庫)作者: 吉川英治出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/12/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (16件) を見る ☆宮本武蔵 4 吉川英治 (ストーリー) 宿敵吉岡一族(数十名)を相手に一人で戦い…

宮本武蔵 3

宮本武蔵(三) (吉川英治歴史時代文庫)作者: 吉川英治出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/11/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (19件) を見る『宮本武蔵3』 吉川英治 (ストーリー) 一流の剣士達をかかえる吉岡流。その当主…

宮本武蔵 2

宮本武蔵(二) (吉川英治歴史時代文庫)作者: 吉川英治出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/11/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (17件) を見る剣の修行に出た武蔵は、いろいろな人と出会い、自分より上の剣術士がいることを知る…

宮本武蔵 1(吉川英治)

宮本武蔵(一) (吉川英治歴史時代文庫)作者: 吉川英治出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/11/01メディア: ペーパーバック購入: 4人 クリック: 68回この商品を含むブログ (49件) を見る『宮本武蔵』 吉川英治 (ストーリー) 剣の修行に出た武蔵は、いろいろ…

燃えよ剣 (下)

燃えよ剣(下) (新潮文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1972/06/19メディア: 文庫購入: 25人 クリック: 55回この商品を含むブログ (169件) を見る『燃えよ剣(下)』司馬遼太郎 宿敵・七里から一度は殺されかけた土方だったが、いったん…

燃えよ剣 (上)

『燃えよ剣(上)』 司馬遼太郎 (ストーリー) 田舎の百姓のワルガキにすぎなかった土方歳三。彼は、攘夷を口にする近藤勇と共感、新撰組を作る。局長は近藤、自分は副長。しかし、その組織の運営方法は、士道にそむくものはすべて死罪というすさまじいもの…

『日蓮』中尾堯

『日蓮』中尾堯 (ストーリー) 文筆家の家系に生まれた日蓮は、十二歳で比叡山に遊学。その後、様々な寺を遊学した後、一切経のなかから法華経を選び、「南無妙法蓮華経」と題目を唱える天台宗の新しい教え(のちの日蓮宗)を広め始める。さまざまな法難(…

日曜日の歴史学

筆者の山本 博文(やまもと ひろふみ、1957年2月 - )は、日本近世史専攻の歴史学者。岡山県生まれ。1984年、豊臣政権において諸大名との意思伝達にあたる「取次」に注目した論文を発表。以後、「取次」概念は、その後の豊臣政権研究の不可欠な概念となる。1…

 正直に書いちゃうけど、さほど面白くなかったです。

(あらすじ) とうとうロシアと開戦した日本。だが、国力の差は圧倒的にロシア側に有利であった。ロシアが本気を出せば、日本なんて消し飛んでしまうはずだったのだが……。 なぜかロシアの大将は愚劣な作戦をし、前線の将軍は勝てる戦から逃げ出し、といった…

司馬遼太郎さんによる、日本が近代化して列強諸国と肩を並べるまでになっていくまでの歴史群像物語です。

いやー、ロシアに対して非常に厳しい意見を吐いてますね。事実、ロシアはしなくていいけんかを日本にふっかけた上に負けちゃったので、言われてもしょうがないところがあるような気がしますが、冷戦時代に書かれたという時代背景を考えると、司馬さんのこの…

正岡子規と、彼の友人である秋山兄弟の話です。

正岡子規以外はほとんど知らない人ばかりでした。どんだけ日本史にウトいんだとわれそうです(笑) あらすじは、食い詰めた貧乏武士の秋山兄弟が、立身出世のために、タダで学校へ行けるというので田舎の伊予から都会に出て行き、そこで三人はそれぞれの道を…

四人の著者による、龍馬研究本です。

北原亞以子、宮地佐一郎、高橋三千綱、山本竜也。どなたも歴史に詳しそうです。 高橋によると、龍馬はやさしい子で、泣き虫だったということになってます。別の書物、<徹底検証 坂本龍馬>では、泣き虫だの寝小便の癖が少年時代まで抜けなかったことだの寺…

2011/10/6 「坂本龍馬101の謎」

この本には、「菊池明」と「伊東成郎」と「山村竜也」の三人が共著しています。いずれも龍馬・新選組研究家として有名な方、なのだそうです。 それだけに、マニアックな内容なんですが、「龍馬の謎<徹底検証>」(加来耕三)の本と食い違っている部分があり…

 竜馬の伝説と史実をはっきり区別して書かれていると思われる書物です。

びっくりしたのは、司馬さんの採用した竜馬の過去のいくつかが、坂崎紫潤の「汗血千里駒(かんけつせんりのこま)」からの創作だという指摘です。 具体的には、「竜馬の背中に馬のごとき毛がはえていた」「十代になっても寝小便のくせがあった」「見込みがな…

司馬遼太郎の「竜馬論」を研究した本です。

武田鉄矢さんによる司馬遼太郎から見た竜馬伝の感想というか、研究ですね。 残念なことに、司馬遼太郎からの引用が多くて、オリジナル視点がほとんどないというところがありますが、竜馬がものすごく好きだということはよくわかりました……(笑) もちろん、…