宮本武蔵 2
- 作者: 吉川英治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1989/11/01
- メディア: 文庫
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(感想)
植物を切ったその切り口で「これを切った人はただ者じゃない」と知る武蔵はすごいんですが、なぜそう思うのか、説明が出来ずに軽んじられるシーンがあります。
そういうことって、現実でもありますよね。
すごいひとだ! って思ってても、上手く説明できないの。
で、言葉が上手く使えないことで、馬鹿にされたりするわけ。
わかるなーとも思ったんですが、この武蔵さん、女にはとても……不誠実でございます。
お通の気持ちもわかってるくせに、朱実とかかわったりして。
あと、ちょっと間抜けなのは、敵と見抜けずに、命を落としそうになったところかな。
剣客だからって、みんな武蔵みたいに愚直に剣に生きてるわけじゃなくて、しっかり陰謀も企むんですねえ。
小次郎も出てきましたが、この人と又八が、どうからむのか。
乞う、ご期待ってとこでしょうね。
面白いです。