2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「竜馬がゆく (8)」司馬遼太郎

司馬遼太郎目線からみた竜馬伝の続きです。 今回で竜馬は暗殺されて終わってしまうのですが、「だれが」「なぜ」竜馬を殺したのか、推測すら司馬さんは控えています。さすが、ノンフィクションを書いている人だけのことはある。エピソードとして、「パークス…

「竜馬がゆく (7)」司馬遼太郎 司馬遼太郎目線からみた竜馬伝の続きです。 今回は、お慶と暗君容堂が主要人物。 お慶という、商売の天才が出資したお金で手に入れた船を紀州に沈められて、公海法上紀州のミスであることを相手にのませた竜馬が、薩長土の…

「竜馬がゆく (6)」司馬遼太郎

司馬遼太郎目線からみた竜馬伝の続きです。 今回の主要登場人物は二人。 薩摩藩に、さんざん煮え湯を飲まされた長州藩の知恵者、桂小五郎と、かれと講和をむすぶに至る西郷隆盛。 あらすじは、刻々と倒幕の気運が高まる時期に、竜馬が思想の違いではなく、利…

「竜馬がゆく (5)」司馬遼太郎

司馬遼太郎目線からみた竜馬伝の続きです。 今回の主要登場人物で、西郷隆盛が出てきます。西郷と竜馬の考え方の対比が、面白かったですね。「命も要らず、名も要らず、官位も金も要らぬ人は、始末にこまるものなり。この始末にこまる人ならでは、艱難(かん…

「竜馬がゆく (4)」司馬遼太郎

司馬遼太郎目線からみた竜馬伝の続きです。 今回の主要登場人物も三人。 竜馬に恋をするあまり、自ら竜馬の寝床へ赴き、自分の操をささげようとするさな子。そして、自分の理想を貫くあまり、時代の犠牲になった武市。最後に、土佐藩の暗君、容堂。 あらすじ…

「竜馬がゆく (3)」司馬遼太郎

司馬遼太郎目線からみた竜馬伝の続きです。 今回の主要登場人物も三人。 才士だが、自分の策に溺れ、人を愛することのない清河。口が悪く、人を見るとバカにしか見えない癖に、竜馬をやたらと気に入る勝海舟。そして、竜馬が惚れてしまうおりょうさんです。 …

「竜馬がゆく (2)」司馬遼太郎

司馬遼太郎目線からみた竜馬伝の続きです。 今回の主要登場人物は三人。 竜馬が兄弟同然に気心の知れた武市と、ひょんなことから「拾って」しまった公卿侍水原播磨介、脱藩するときに刀をくれた竜馬の姉のお初さんです。 三人目は、実は、脱藩のヒントを与え…