広島歴史散策 (007)

広島歴史散策  アスリア  二〇一五年七月四日
 (第07回)
歴史 広島 遺跡 
 以下は、図書館で調べた史料と、それに対するわたしの感想です。

(引用開始)
二葉の里 七福神めぐり 『郷土史紀行 50』より抜粋(中編)

☆鶴羽根神社
弁財天(智恵財宝の神)
ひく琵琶の妙なる音にも
似たるかな
福を喜ぶ諸人の声
介財天は琵琶を抱えたやさしい美しい唯一の女性神で、河の神、水の紳として崇拝され、後に梵天の妃になったとされています
 水のようにどんな器にでも入る素直さと 岩をも通す強い意思を示され、知恵・財産・財福の徳がある神です。

 











☆広島東照宮
福禄寿 (招徳人望の神)
仰ぎみるその御頭の長きごと
延寿の徳を与えまします
福禄寿は円満な人柄、誰からも信頼され尊敬される徳を与えてくださいます。
 長い頭は冷静に慎重に物事を考えて行動することを表しており、福は幸福、禄は高禄、寿は長寿、この3徳を兼ね備えた神です

 


☆感想
  弁財天は、音楽の神さまですよね?
 たしか、宮島に産業がないのを気の毒に思った弘法大師が、弁財天の琵琶の形をしたライススプーン(しゃもじ)を発明したという話を、どこかで聞いたことがあります。
 極楽の妙なる音楽を、この弁財天がつまびいているとか……。
 西洋だと、天使がハープを奏でてますな。
 静かな空間に、静かな音楽が流れるのは、高級感があっていいと思いますが、
 個人的には、天国では、
「スリラー」(マイケル・ジャクソン
 とともに、天使たちがゾンビ踊りをするのも楽しそうとか(こら)

 頭の長い神さま、福禄寿については、頭長いと言う共通項から、落語みたいな昔話を思い出します。
 田舎の村でのこと。
 都会から領主がやってくるということで、村を挙げておむかえしなければならなくなった。
 食事を出すのも作法があるということで、準備万端、領主を迎える。
 領主が、「ちょうずを回してくれ」とお願いする。
 ちょうずというのは、お手洗いのことです。
 わかんない村の人は、
「ちょうず? 長頭!」
 と勘違い。頭の長くて大きい男を、領主のまわりでくるくる回し、ごきげんをとった、というお話です。