2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

司馬遼太郎さんによる、日本が近代化して列強諸国と肩を並べるまでになっていくまでの歴史群像物語です。

いやー、ロシアに対して非常に厳しい意見を吐いてますね。事実、ロシアはしなくていいけんかを日本にふっかけた上に負けちゃったので、言われてもしょうがないところがあるような気がしますが、冷戦時代に書かれたという時代背景を考えると、司馬さんのこの…

正岡子規と、彼の友人である秋山兄弟の話です。

正岡子規以外はほとんど知らない人ばかりでした。どんだけ日本史にウトいんだとわれそうです(笑) あらすじは、食い詰めた貧乏武士の秋山兄弟が、立身出世のために、タダで学校へ行けるというので田舎の伊予から都会に出て行き、そこで三人はそれぞれの道を…

四人の著者による、龍馬研究本です。

北原亞以子、宮地佐一郎、高橋三千綱、山本竜也。どなたも歴史に詳しそうです。 高橋によると、龍馬はやさしい子で、泣き虫だったということになってます。別の書物、<徹底検証 坂本龍馬>では、泣き虫だの寝小便の癖が少年時代まで抜けなかったことだの寺…

2011/10/6 「坂本龍馬101の謎」

この本には、「菊池明」と「伊東成郎」と「山村竜也」の三人が共著しています。いずれも龍馬・新選組研究家として有名な方、なのだそうです。 それだけに、マニアックな内容なんですが、「龍馬の謎<徹底検証>」(加来耕三)の本と食い違っている部分があり…

 竜馬の伝説と史実をはっきり区別して書かれていると思われる書物です。

びっくりしたのは、司馬さんの採用した竜馬の過去のいくつかが、坂崎紫潤の「汗血千里駒(かんけつせんりのこま)」からの創作だという指摘です。 具体的には、「竜馬の背中に馬のごとき毛がはえていた」「十代になっても寝小便のくせがあった」「見込みがな…

司馬遼太郎の「竜馬論」を研究した本です。

武田鉄矢さんによる司馬遼太郎から見た竜馬伝の感想というか、研究ですね。 残念なことに、司馬遼太郎からの引用が多くて、オリジナル視点がほとんどないというところがありますが、竜馬がものすごく好きだということはよくわかりました……(笑) もちろん、…