広島歴史散策 (010) いしぶみ関連 (上)

 広島歴史散策  アスリア  二〇一五年八月一日
 (第10回)
広島 歴史 いしぶみ 慰霊碑 
 
 今月第二週はミッション『リアルグリフハックPEACE』でした。
 第三週(お盆)と第四週は、原爆犠牲者の慰霊碑写真と関連記事&感想です。
 第五週に、宮島&お好み焼きの話もします。

今週は、ミッション『原爆ドーム駅前スタート』と『郷土紀行 47』とのコラボです。
 前半後半に分けます。今回は、前半。
 『郷土紀行 47』によると、平成二年(1990)、『広島のいしぶみは見つめる』と題した、広島県内の原爆慰霊碑、供養塔を紹介した本が出版された(著者は西尾隆昌)とのことで、第2集も合わせると、慰霊碑の数は381基にもなるそうな。
 そのなかで、イングレスのミッションで知ったいしぶみをご紹介。



1:碑銘
 2:碑文・追悼歌(詩)
 3:慰霊対象(精霊)
 (以下略)
●市立高等女学校職員生徒慰霊碑
1:E=MC2
 2:友垣にまもられながらやすらかに ねむれみたまよこのくさ山に 昭和23年8月6日
(中略)
 碑文には、河内山賢裕の策で国家の難に挺身した可憐な生徒たちを『あなたたちは原子力(E=MC2)の世界最初の犠牲者として人類発展の尊い人柱となったのです」と彫られている。

 ☆一部書き写しに失敗したので、リライトしました。


国民学校教師とこどもの日
 1:原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑
 2:太き骨は先生ならむそのそばに 小さきあまたの骨集まれり 藤枝(台座裏面)
3:推定死没者 教師200名、子ども200余名。


関連記事はこちら
http://www.umaihiroshima.net/heiwakoen/hirosimasijo.html

詳しいのはこちら
http://masuda901.web.fc2.com/page2bx29.html




 ☆感想
 この二つの碑は、100メートル道路に沿った歩道のとなりの側道の中に建っています。
 被爆終戦七十年、せっかく夏休みにここに来たんだし、お参りしたいということなら、吉島営業所行のバスか、商工センター(あるいは庚午/アルパーク)行のバスに乗って、平和公園で降りるといいでしょう。
 すぐバスを降りると目の前に資料館がどーんとあるので、それに目を奪われますが、歩道の街路樹のなかにいしぶみがあるんですね。 まっしぐらに資料館に行くのではなく、周辺を散策するのも、新たな発見があっていいです。
わたしはもとは広島人ではないので、修学旅行で広島の資料館を見たりすることもありましたが、こんなにもいしぶみがあるなんて、凄いことだと思います。お金かかってる(そっちかい!)
 犠牲者の霊が、すべて神さまになってるあたりなんかも、日本らしいですな。
 人柱になるってところが、「江戸時代かいっ」と突っ込みをいれたくなったり。
 
来週もいしぶみの話です。形がいろいろあるのが興味深いです。『郷土紀行 47』に載っていたものとイングレスのミッションが重なるもののみ、ご紹介します。
 ミッションは楽しかったんですが、二時間も暑い中をハックして歩いたので(二〇一五年七月二十六日にミッション完了)、脱水症状になりかけました。困ったもんだ。